自分史、電子書籍、素人さんへの警告チラシ

自分史書き方何でも相談と電子書籍出版及び警告チラシ

山の辺書房 自分史書き方ガイド 連載9回め

連載第9回め  
ものを書く
『復刻版つづき』
●ここで、「書く」ということについて少し考えてみる。「ものを書く・創作する」という行為は、全能動的な作業であるとよくいわれる。能動的とは、その文字の示す通り、こちらから全面的に働きかけることをいう。


●みなさんが、何かを書くために机に向かったとする。そこには原稿用紙なり、又はメモ帳或は日記帳などがある。それらは、無表情でじっと黙したまま白い顔で待機している。誰かが文字を書きこんでくれるのを、只ひたすら待っている。それこそ百%のエネルギーを消費しながら文章を練り、物語の筋を組み立て、それを文字として一字一字丹念に原稿用紙の場合は「マス目」に書き込まねばならぬ。


●これは孤独な作業であり、誰も手伝ってくれない。正直いって何度経験しても決して楽な作業ではない。このことを「産みの苦しみ」という人もいる。 


ものを書くことは大変だ
●こんなことを書くと、「そんなに大変なことだったらヤーメタ」或は、「オレには到底できそうもないなア」と思うかもしれない。そう思われた方は、どうぞ引き続き次を読んでもらいたい。


●確かにものを書くことは大変である。そのための調査も必要。物語の設計図にあたる「構成」という作業もしなければならぬ。また、書く内容によっては空想の世界をつくらねばならぬこともある。これらのことを全て独りでこなさなければならないから大変だ。――結局、多くの場合筆を投げることになる。


●そこで、編集室では、ひとりでも多くの方に、人生の記念碑ともいえる自叙伝、自分史を、なるべく書き手の負担を少なくして作っていただき、素晴らしい出版の喜びを味わっていただくため、可能な限りのお手伝いをさせて頂こうということで、日夜がんばっている次第。


●この方法をご覧になって、順序通り進めて頂くと、どなたでも、さほど苦労せず立派な人生回顧録を完成させることができる。ただ、前述の如く、知的・精神的作業であるため、途中で息切れする場合も考えられる。とに角、やりだしたからには最後までやりとおすという「信念」だけはしっかり心に刻み付けておいて頂きたい。


【具体的な方法】
●日記を書く要領を基本とする。ただ、日記はその殆どが書いた本人だけが理解できればそれでよい。ところが、ミニ出版つまり、自伝となると第三者に読んでもらうのが目的なので、この点、多少の注意が必要だ。文章を書きなれた人でも、つい筆に勢いがつき過ぎて読者への配慮がおろそかになり、なんとも意味不明な文を書いて済ましていることが多い。


●書く方は自分が体験したこと、或は、自分で研究したことだから全て判っている。ところが、読者は何の予備知識もない。にもかかわらず、こんなことまでこと細かく書かなくても判っているだろう……、という思い込みが多分にあり、充分な説明もせずに省略してしまう。読み手はまさに、連想ゲームをしているようなものだ。


●著作物は判じ物ではない。読んでいて書き手の心が温かみをもってずんずん伝わってこなければ本物ではない。系統立てて親切に、第三者が最も理解しやすいように書かねばならない。酒宴での体験談義では本にならない。


●さあ書くぞ!と、構える。すると、幼少の時の事から学生時代、就職、恋愛、結婚、戦争体験、その他色々なことがゴチャゴチャになって頭の中で躍り回る。


●あれも書きたい、これも外せないと書きたいことが一杯で溢れそうになる。これが貴重な材料だ。大切にしなければならない。しかし、いくら素晴らしい出来事・体験でも、ただ思いつくまま書きまくったのでは、書く当人は自分のことだから理解できても、全くの白紙状態の読者は混乱する。


●生原稿拝見しての感想だが、得意満面でわたしのところに原稿を持ち込んでくる。拝見すると、なるほど、個々の事象は可成りよくかけているのだが、その前後関係、環境、ロケーションが全く分からない。あえていうなれば「夢物語」のような感じだ。


●そこで、この数多くの貴重な体験を一冊の本に物語として完成させるため、それぞれの具材をまな板にのせ、構成という名の調理をしなければならない。――この方法は個々人さまざまだが、「さあ、どうぞ」といっても包丁を握ったまま固まっている状態だ。初めてのことでこれは当然のことだろう。


●構成の実際……次は、原稿材料の調理方法だが、だれでも出来るやり方を記してみる。
つづく
※自費出版警鐘チラシ(再掲)



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