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山の辺書房自分史編集室の書き方ガイド、2回目

連載第2回
読んでもらえる自分史とは……
シナリオ的自伝表現法 

   
●この書き方ガイドは 自分史を作りたい方々への参考です。
 書く事は考えることで、特に青春期の回想などを繰り返すことで脳回路が活性化されるそうです。その意味でも、有意義な人生を過ごすことができるのではないでしょうか。


●私の書き方は、教本でもご説明しておりますが、幾つものシーンを積み重ねる方法です。 まず、ご覧ください。


★以下は、自著自分史「ど根性」360ページの冒頭部分抜粋です。全17章を区分けしてそれぞれを〝一つの短編〟として物語風に書いてみました。
 つまり、17の短編を書き上げそれらを時系列に積み上げて「ど根性」と題する自分史の長編物語としました。


【参考書籍。AmazonKindle】

ど根性: 昭和繁盛記 (実話物語)
ど根性: 昭和繁盛記 (実話物語)
山の辺書房
2019-01-19
Kindle本


1、まず小見出設定……「あらぬ疑い(一つの短編) 
【短編の書き出し】
 台風の季節がきて雨が多くなった。 本宮村のまん中を流れる熊野川支流音無川の水かさも日増しに多くなってきた。この時期は、川の流れを利用し山奥から木材を運び出す刈川という作業が多くなる。父、松一の出番だ。


 その日、朝早く、松一は仕事仲間と一緒に数週間の予定で山に入った。家には、母もとゑと要、おさむ、祥子、それに公がいた。  
 日中に降った雨は、夕方にはあがっていたが、空には一面黒い雲がはりついている。風もなく、爽やかな秋だというのに蒸し暑い空気がただよっていた。
 要は、竈に火を熾す。きのうまで父が座っていた場所だ。おさむは、納屋から薪を運び竈の横に置く。妹の祥子は、奥の四畳半で公と遊んでいる。もとゑは、流し元に立って、茶粥の用意をする。それぞれが細やかな夕げの支度にかかった。
 
 終戦からまる二年が経って中岸家の財政もすこしは、もちなおしていた。母の神経痛も発病当初からみれば幾分良くり、以前のように藁草履作りがぼちぼち出来るようになっていた。それに加え、父松一の仕事も増え、バクチを止めたこともあって、その分のお金が家計をうるおすようになっていた。だが、約二年にわたり嫌な顔一つせず掛売してくれた請川の食料品店をはじめ他の店にも借金がたまったままだった。その支払いを少しずつしなければならない。それで相変わらず電灯が点くまでは程遠かった。  


 おさむは二荷めの薪を取りに外に出た。秋の日は暮れるのが早く、屋敷の周りは薄闇に包まれていた。納屋に入ろうとしたとき、闇の中に一人の黒い影が現れた。急いで石段をかけあがってきたのか、荒い息づかい。黒い人影は手に懐中電灯を持っている。おさむは、それを見て、村の人ではないと思った。村の人は提灯を使っていたからだ。  
 黒い人影が足早に近づいてきた。つぎに、その正体が確認できた。――警察官だ。
「ケイサツ、きたぞ!」  
 おさむは叫びながら家の中に飛び込んだ。母と要が顔を見合わす。一瞬動きが止まった。その直後、
「御免!」  
 懐中電灯を灯したまま、黒い人影が土間に立った。いままでまったく縁のなかった警察官のおでましだ。要はもとより、おさむも、こんな近くで警官と向い合ったことは初めてだ。祥子も驚いた顔で警官を見つめる。
「中岸もとゑは、おまえか」  
 警官は、それほど大声ではないが威厳のある口調で台所で棒立ちになっている母に言った。彼女は大柄で気丈夫な性格だが、いきなり警官が飛び込んできて自分が名指しされたことで立っているのがやっとの状態だった。
 もとゑは声を出すことも忘れて小さく頷いた。
「きのう、川向の畑でサツマイモが盗まれてな。おまえが盗んどるの見たいう者がおるんじゃ。ちょっと調べるから一緒に来い」
「えっ!」  
 もとゑは、はじめて声を発した。自分の意志でなく、からだ全体からわきおこる身震いにちかいものだった。


 これが、「自分史 ど根性 昭和繁盛記」短編第一章〝あらぬ疑い〟の一部です。
 いかがでしょう。通常の自分史とはちょっとちがいませんか?


●ちなみにこの部分を、創作チームとして業務提携しているプロの漫画家、さいわい徹氏の協力を得てラフスケッチにしてみました。情景描写を主とした半ばシナリオ的文章プラスイメージ画――見比べてください。


つづく


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●編集室への質問に関して
 ネットの世界はあまりの便利さ故に複雑怪奇に陥っております。それで、私が掲げる「自分史何でも相談――無料」に草稿の一部なり、疑問などがありましたら出来るだけ【郵送】でお願いします。
 ひと昔前に戻ったような方法ですが、この方法が一番安全です。
 郵送原稿は手書きでも結構ですがコンピュータ文章ソフト(WordやJustSystems一太郎ソフト)等で作成しプリントアウトしたものをお願いします。
※当方からの返事はFAXでお送りします。(返事ご希望の方のみ)


(特に返信等ご希望で無い場合は以後の通信は不要とし、用済みの資料や個人情報は消去します。又、お送り頂いた草稿、草案類の原稿料などは発生しませんので、お間違えのないようにお願いします)


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〒634-0065
奈良県橿原市畝傍町41-10
山の辺書房自分史編集室 宛


ISBN978-4-902941
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●電子書籍等の出版方法は下記ホームページで詳細を解説していますのでご利用ください。
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山の辺書房自分史編集室プロフィール
1968年、季刊誌発行や歴史調査・編纂
1970年、約五年間地方紙記者(和歌山)
1973年、文芸庵設立(デザン・執筆等)
1987年、熊野文芸編集室に改称、以後本格的に自費出版業開始
1988年、日本シナリオセンター(東京)入校
「一の会」会員。現、OB
2002年、日本自費出版ネットワーク入会(現、OB)
2003年、日本自費出版文化賞小説部門選考委員
2004年、ISBN取得、事業所名を「山の辺書房自分史編集室」に改称
2005年、デザインスタジオ併設,絵本全国発売
2013年、奈良橿原市を拠点とする
主な著作:自分史「児童図書・ど根性」「足跡」「戦時体験」「父の旅」「書き方ガイド」
企画・編集: 大台ケ原開山行者の生涯・大台ヶ原妖怪物語,狼夜話,登山日誌・熊野の里山今昔噺、・平成の大洪水・膀胱がん闘病記、他多数
現在、併設デザインスタジオ制作の水彩画出展プロデュース
(水彩画家、向井靖子) ネットにて原画通販
奈良橿原商工会議所会員
自伝作家、ペンネーム/よしいふみと 
© Fumito Yoshii 2019. Printed in Japan


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